【スト5 攻略】ガイル攻略➄~中足間合い関門から小技関門まで~
今回はリュウガイル戦において最も重要な距離である、
「中足間合い関門」
の内容がメインになる。
当然の事ながら第一回から第四回までの内容を全て読んだ前提での解説になっている。
なのでまだ読んでいない場合はこちらからまずは読み込んで欲しい。
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これまでのガイル攻略記事
【第一回】
【ストVキャラ攻略】対ガイル攻略①~ゴール設定とソニックの対処~ - 格闘ゲームとキャリア
【第二回】
【ストVキャラ攻略】対ガイル攻略②~ガイルの通常技・特殊技への対処~ - 格闘ゲームとキャリア
【第三回】
【ストVキャラ攻略】対ガイル攻略③~踏み込みの目的と中足関門への解答~ - 格闘ゲームとキャリア
【第四回】
【ストV攻略】対ガイル攻略④~ソニック関門から中距離関門まで~ - 格闘ゲームとキャリア
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それでは始めていこう。
前回のおさらい
前回でソニック関門から中距離関門までを解説した。
それぞれの関門突破の基本は、
「踏み込み+対応」
にであったことを思い出してほしい。
中距離関門:踏み込み、下がり差し返し、立強K置き
ここまでの関門は踏み込み自体はしやすい。
しかしこの距離に入った途端に踏み込むための関門の壁が分厚くなる。
それがこの「中足間合い関門」だ。
この関門を突破した先にリュウの間合いが存在するため、
何としてもこの関門を突破するしかない。
<中足間合い関門>
ガイルの中足間合いで振るべき技の条件を覚えているだろうか。
①ガイルの中足よりもリターンがある
ex)クラカン対応、ヒット確認からコンボが出来る等
②リーチがガイルの中足と同じ程度かそれ以上あること
③ガードで確反技ではないこと
これについて詳しくは第三回の記事を参考にしてもらいたい。
基本的にリュウには挙げた条件に当てはまる技がことごとくないのだということだった。
それじゃもうダメか…という所に救世主現る
EX波動拳
この技は、
①のリターン条件はヒットでダメージ100/150、さらにダウン後起き攻めが可能なためクリア。
②のリーチ条件はそもそも弾のためクリア。
③の確反条件はむしろ+2fとクリアどころか200点満点。
+足元の食らい判定をがない
+ソニックを相殺しダウンを奪える
というまさに破格の性能をしていた。
つまりここから考えられるのは、
・ゲージがある時は強気に差し合え、結果的に踏み込みやすい
・ゲージがない時の差し合いは厳しく、そのため踏み込みも難しい
・立ち回りではゲージ回収を優先すべき
ということ。
そもそもこの距離でも向こうのリーチが長く、バンストのリターンもクラカン含めて高い。
EX波動がない時に強気に差し合おうとも、こちらがリターン負けしてしまうのは目に見えている。
そのためEXゲージをいかに溜めるか、そしてゲージがない時にどれだけ凌ぐかが重要になる。
次は中足関門での選択肢の整理に移る。
■選択肢の整理
まずは基本の踏み込みガードから。
踏み込みをケアして置いてくるならば中足に差し返したい。
ただしこれはPC版と言えど簡単にできるものではない。
原因はリュウの大足のリーチにある。
ガイルの中足の全体硬直は23Fなのだが、足の食らい判定が残るのは19Fまでという特徴がある。
↑ガイル中足の20F目
その関係でリュウの大足がそもそも届かないことがあるのだ。
特にしゃがみガードからの差し返しは遠い間合いになりやすく、差し返しのタイミングで反応出来ていても届いていない現象がよく起こる。
そのため最悪は“雰囲気”での差し返しでも良い。
実はリュウの大足が短いことが逆に大足置きを可能にしている。
クラカン取れれば前ステ4回からライン上げ、もしくは前ステ→小足空振り→垂直J大Kでの詐欺飛びが出来るなどリターンは凄まじい。
またガイルに差し返しを食らっても大足一発程度で、単発の読み合いではリスクリターンは悪くない。
次にソニック。
この距離でのソニックを見てから対処するのは非常に難しい。
そのため飛び、立大Kでの発生潰し、EX波動での相殺で抑制を狙うことになる。
ここでもゲージがない場合にはEX波動の選択肢がなくなってしまうため、おおざっぱな読み合いしか出来なくなってしまう。
自分のゲージを常に意識しながらソニックへのリスクを与えていきたい。
さてそれではいかにゲージ効率を上げていくか。
まず基本となるのは波動拳
ガードでもゲージが溜まると考えれば中足差し込みからの波動も十分選択肢に入る。
また他にもゲージ回収には立中K
リターン狙いではネリチャギ、大ゴスも悪くない。
中Kは単発でリターンにも繋がりにくいが一番当てやすい性能をしている。当てさえすればゲージも溜まるので十分だ。
ネリチャギはヒット確認し足刀まで繋げ、ガードであれば波動拳に切り替えたいところ。
また大ゴスについてはガイルの下がり打撃のタイミングに勝ちあうことが多い。
次にゲージがある場合。
ゲージがあればEX波動拳の抑止力によって強気の差し合い、そして踏み込みも可能になる。
がしかし今度はガイル側の保留の選択肢である後ろ下がりもケアしなくてはならない。
そこで必要なのが深めの中足差し込み。
これはより深く踏み込んだ中足差し込みになる。
ここからさらに…
立状態確認の中竜巻を狙いたいところ。
しかしガイルとしても中足の差し込みを読んでいる場合にはリバスピ置きが有効だ。
リバスピ置きに対してはこちらも立大K置きでリターン勝ち出来る。
しゃがみ待ちのガイルに当たらないため読みが必要だが、リバスピ置きが多い場合には狙って損はない。
少々長くなってしまったがまとめていこう。
■中足間合い関門のまとめ
・EX波動拳の有無で差し合いと踏み込みのバランスを取る。
・中足への大足差し返しは読み半分で良い。
・EXゲージ回収のために波動、ネリチャギ、立中K等を使い効率を上げる。
・EX波動をチラつかせて踏み込む、下がりには中足を深めに差し込みに行く。
・リバスピへの対策は立大K置きでのリターン勝ち狙い
<小技関門>
さてここまで来たらリュウの間合い。
基本的にケアする行動はしゃがみコパンでの踏み込み止めと後ろ下がりだ。
特にリュウの場合しゃがみコパンに対して中足の差し込みからではリターンがとりにくい。
※しゃがみヒットに竜巻が当たらないから
そこで使うのが立中P
もし仮に立中Pがカウンターした場合には確認から大足に繋げる。
この距離の後ろ下がりに対してはさらなる踏み込みか中足。
結局踏み込みを嫌がればいつかはボタンを押してくるのだが、
押してくるならば先ほどの立中Pからのカウンター確認でリターンを得られる。
また下がり過ぎれば中足を食らうためガイル側は適度にしゃがみガードを混ぜてくる。
ここでポイントなのが近めで中足をガードさせた後の択
実はリュウの中足はガードされても-1F。
リュウの立弱Kの発生が4Fということもあってかなり割り込みやすいのだ。
そのため中足をガードされてしまったからといって攻めが終わりとはせずに、ガードさせた後も相手の行動をよく観察して割り込んでいく。
以前の記事でも書いた通りだが、
実際はこの間合いで直接的なダメージが取れずともラインが上がればそれで十分である。
そのためここで密着に至れずとも最終的に画面端に到達すれば密着できる。
リュウが有利と言える間合いがこの小技関門の距離になるため、
この間合いを維持するというだけでもガイル側に十分な圧力がかかってラインが上がると言える。
■小技関門のまとめ
・小技での踏み込み止めには立中Pカウンター確認大足
・下がりにはさらなる踏み込みと中足
・直接的にダメージが取れずともラインが上がれば画面端が近づく
実戦への落とし込みの課題
いくら頭でわかっていても、実戦ですべてうまくいくとは限らない。
一応今回でガイル攻略シリーズは一区切り…
といきたいところなのだが番外編として次回は自分のリプレイを使って行動解説と反省をしていこうと思う。
ここまでの記事の内容を元に実際の対戦を振り返り、
どれだけ実践出来ているのかという観点で見ていけたら良い。
実際の対戦では意識配分やコマンドミス、対空ミスなどの部分とも向き合わなければならない。
次回はそういったところも含めて私自身の反省を込めた記事にしたいと考えている。
攻略の落とし込み作業をどれだけ出来るか、
それが今の課題なので調整までにある程度解決したい。
ほぼ完