S4サガットの変更点を解説(必殺技編)
S4サガットの変更点(必殺技)
前回の続きで、今回は特殊技、必殺技の変更点を解説していきます。
様々な変更点があるので、一つ一つ確認していきましょう。
・ステップローキック
空キャンセルタイミングを15f~18fから一律18fに変更
→ステップハイキックとの差別化がハッキリした。ステロー空キャンタイガーショットで移動ショットが撃てたり、ステロー空キャンニーで近づいたりなど、タイミングをズラす行動として使いやすくなった。
①空中ヒット時の吹き飛び減少
②空中ヒット時の吹き飛び時間増加
→弾を踏ませた時に追撃しやすくなった。弱弾を踏ませた場合には、ex弾から追撃しやすくなるような調整に。
③攻撃判定を上方向に拡大
→飛び際に引っ掛かりやすく、弾も踏みやすくなった。
④攻撃判定発生時の相殺判定を横方向に縮小し、上方向に拡大
→あまり違いが分からないが、弾の撃ち合いの中で弾を相殺しやすくなったのかもしれない。
⑤弱・中版の弾速が遅くなった
→弾は遅ければ遅いほど、有利フレームが取れる。緩急がつけば強弱で弾を踏ませることが出来るため、重要な強化点。
⑥削り10ダメージから12ダメージへ
→ガードさせた時のリターンが増えている。
・グランドタイガーショット
①上半身部分の弾無敵時間を5f延長
→サガット同キャラ戦での上弾を、下弾でスカしやすくなった
②空中ヒット時の吹き飛び減少
③空中ヒット時の吹き飛び時間増加
→タイガーショットと共通変更
④弱・中の弾速を遅く
→タイガーショットと同様
⑤ガードバック縮小
→グランドタイガーショットをガードさせた時のガードバックが縮小して、歩きの速いキャラには下弾を連打しても距離を詰められてしまうようになった。
かなりの弱体化要素だが、下弱弾の弾速が遅くなったことが強化点でもあるためトントンと言えるのかもしれない。
・タイガーアッパーカット(共通)
ステロー、ステハイから空キャンした場合、発生が1f早くなった
→コンボや対空で使いやすくなった。
1f~16fに空中判定の攻撃に対する無敵が付与
→今まで強アパカは対空に使えなかったが、S4からは遠目の距離の対空に使用できるように。
・【VT1】タイガーチャージ
①タイガーショットキャンセルからの状況を+25F/+24F⇒+27F/+23Fへと変更。
→ショットがヒットしていた場合はしゃがみ中p(発生7f)まで入るように変更。
②グランドタイガーショットキャンセルからの状況を+23F/+19F⇒+27F/+23Fへと変更。
→タイガーショットと同様の調整
・【VT1】タイガーキャノン
ガード硬直差-2f⇒+2fに変更。
→ガードさせた時に有利フレームが取れて、攻めが継続する。
・【VT2】タイガーラッシュ
ヒット時の吹き飛び減少
→コンボがしやすくなった。最後の追撃の移動アパカがしっかり入るように。
まとめ
ステローがステハイと空キャンセルのタイミングがズレたことでタイミングを外しやすくなりました。動きの幅が増えたので、良い調整だと思います。
また各種弾が強化され、特に弾の速度に緩急がよりついたのがポイント。これによって弱弾をガードさせた後の安全弾の読み合いがやりやすくなりました。サガットは上弾を使い分けることによって安全弾の距離が変わりますから、相手にとっては飛ぶのが難しくなったはずです。しかしながら、同時に下弾のガードバック減少は痛い調整です。弾でラインを押すことは、歩きの速いキャラに対しては実質的に無理になりました。歩きガードで距離が詰まってしまうのです。
ストリートファイターVのサガットは上弾が強く設定されているので、いかに上弾を上手く使うかが鍵なのではないかと現状考えています。
トリガー自体にも少しですが強化が入り、トリガー1も発動時の状況が改善、発動後のキャノンも有利フレームとなりました。サガットというキャラのコンセプトはトリガーを強くしないように…という開発の意図を感じます。立ち回りが強力な分、逆転性能は低めにしているのかもしれません。
以上でS4サガットの変更点の解説は終わりになります。今後もサガットの攻略記事は書き続けていく予定なので、宜しくお願いしますね!