スト5のサブキャラクターの選び方
サブキャラクターを用意すべき!
サブキャラクターを選ぶべきというのには理由がある。
まず現在のストリートファイターVは、度重なるバランス調整のお陰で上位キャラクターと下位キャラクターの格差は確実に縮まってきている。例えばS1の頃、環境トップの春麗と追加キャラクターのジュリとの間にはキャラパワーに天と地ほどの差があった。
S1のジュリは投げの後の攻めが弱い、中攻撃から中攻撃が繋がらない、トリガーが3本なのに弱いと散々な状態。当時の最強クラスだった春麗と比較すると試合にならないレベルの性能差があったと言えただろう。
しかしながら、現在はどのキャラクターを見てもある程度のアッパー調整を受けて、少しは戦える段階にまで引き上げられてはいる。性能格差が縮まってきていることで、メインキャラクターではどうしても対処しきれない相手に対して、手札を用意出来る環境が整っているのである。
次に現在のストリートファイターVはAE時の調整で、柔道削除やクラカン補正の悪化、トリガーキャンセル補正の悪化などを受けて立ち回りでの安定感が増している。これによって単純な相性差が存在していても、柔道やクラカン、トリガーを使って無理やり倒せていたキャラクター達はCPTで軒並み姿を消していった(ユリアン、かりん、ララなど)。逆に立ち回りが強いキャラクターは実質的な強化を受け、豪鬼・キャミィ・アビゲイル・メナト・ラシード・ガイルがAEでは暴れることになったわけだ。
こうした傾向は現在でも変わっていないため、キャラクターパワーの問題よりもむしろ露骨に、キャラクターの相性差が出るようになってしまっている。
特に強かったキャラクター達に大きな弱体化をせず、今まで弱かったキャラクター達の底上げというような形式をとった。キャラクターを変更するという選択を取るプレイヤーが少ないことから、プレイヤーの練度はさらに高まっていくことが予想される。そうなるとより相性の悪いキャラクターで勝てる確率も減っていくのは用意に理解できるだろう。
そこでサブキャラクターの使用をオススメするのである。
サブキャラクターを選ぶ基準
サブキャラクターを選ぶ基準や前提を挙げていく。
①難しくないキャラクター
まずもって“サブ”というからにはサブキャラクターの練習に多くの時間を割いてはいけない。そのため上達するのが難しいキャラクターは使ってはいけない。例を挙げるならメナトやダルシム、FANG、いぶきなど、独特な動きを持つキャラクターは避けた方がいいだろう。
逆にベガやユリアン、バーディー、アビゲイル、ザンギエフなどトリガーが強く、コンボが簡単なキャラクターはサブキャラ向きだ。プレイヤーの練度が足らなくても、ある程度トリガーの破壊力で誤魔化しが効くのも良い。
②対空のボタンが同じキャラクター
どうしても対空技というのは手癖にしたい部分だか、メインキャラクターとサブキャラクターで対空で使うコマンドやボタンが異なると、切り替えるのが非常に難しくなる。
例えばしゃがみ中pが対空のミカならば、サブも同じコマンドで対空になるバーディーやラシードを使うべきだ。
昇竜拳での対空ならば、例えばリュウとサガットは同じような感覚で使える。
咄嗟の判断が要求される対空は、コマンドを共有しているキャラクターを使用することが望ましい。
③相性補完がなるべく良いキャラクター
サブで使う以上明確なターゲットを選択して、その相手キャラクターに対してぶつけるのが基本的な使い方だ。しかしながら相手はメインキャラクターである以上、練度の差は必ず生じる。ここで大切なのが明確な有利をつけていなければいけないことである。五分の組み合わせをサブキャラクターで練習するのは個人的にはあまり効率的ではないように感じている。
五分五分の組み合わせは特にプレイヤーの練度の差が出やすいので、サブキャラ側が不利なのだ。なるべく勝つために簡単なキャラクターを使用するべきだろう。
またサブキャラクターといっても実際には1~2キャラが限度だと思う。それ以上使用するとキャラクターごとの動きが混ざり、全てが中途半端になりかねない。こうならないためにもサブキャラ選びは慎重に行い、なるべくメインキャラクターの苦手なキャラクター全般に対処出来るようなサブキャラを見つけよう。
いくつか条件を挙げたが、本当にサブキャラクターが必要になるかは個々人の判断による。
せっかくなので具体的に僕のサブキャラクターへの判断を説明していこうと思う。
本当にサブキャラを用意しなければいけない相手か?
バーディー
このキャラクターだけはどうしても勝てるビジョンを思い付くことが出来なかった。頭の中で、どれだけ理想的な動きが出来たとしても勝つことを想像出来なかったほどだ。
通常技のリーチ差が大きいのは理解出来る。そのためにリュウには波動拳があるからだ。しかしバーディーはボタン離しでノーゲージ弾抜けのブルホーンを持っている。つまり長い通常技を振り回して、その技の外から波動拳で潰そうとすると弾を抜けられてしまうのだ。
そこでバーディーに対してはサガットをぶつける。実はリュウの波動拳は抜けやすくても、サガットの弾は抜けにくい。弾を撃った後の食らい判定が小さく、腕の判定がすぐに凹むためホーンが当たらないのだ。
またサガットは通常技のリーチも十分ある。波動昇竜の戦法は殆ど変わらないため、使用感がリュウのままの感覚で動かすことが出来る。もちろん対空もバッチリ。
またサガットは対バーディーだけでなく、ザンギエフに対しても使用する可能性もある。リュウでザンギエフ相手にどこまでやれるかにかかっているが、現時点では可能性の段階に留まっている。
次点で厳しいのは、
豪鬼
体力、スタン値が900のお陰でどうにかなっている部分はあるが、リュウが勝っている所が体力とスタン値、密着火力以外無さそうでイケるビジョンが浮かんでいない。現状一試合通して、リュウが有利な時間があるのか分からなくなっている。これは自虐とかの話でなく、対策が見つかっていないのでフィードバック出来ないから使いたくないということ。
何かしら対策面で新しい発見があればリュウで戦うかもしれないが、今のところリュウで豪鬼戦を半年練習するよりも、恐らく1ヶ月練習したザンギエフの方が豪鬼を倒せる確率は上がりそうだと感じてしまっている。
豪鬼に明確に有利をつけているのがザンギエフただ一人なので、対豪鬼ピンポイントでザンギエフを練習する。
残りのキャラクター達はリュウの練度を上げることで十分勝てる可能性が有ると思っています。
今年のS4はリュウ、サガット、ザンギエフを使っていきます(アレクは諦めました…)。
リュウ以外のキャラクターもガンガン練習しなければと思うと、モチベーションも湧いてきますね!
リュウ以外でも勝てるところを今年は見せていきたいです。