格闘ゲームとキャリア

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【ゲーミング読書】アウトプット大全

書評書いていくことにした。

今後は読んだ本の簡単な書評を書いていくことにした。理由は格闘ゲームでより成長していくためのヒントや学びが必ず読書から得られるのではないか?と思ったから。

 

今回読んだのは「アウトプット大全」(サンクチュアリ出版、著者:樺沢紫苑)

学びを結果に変えるアウトプット大全 | 樺沢紫苑 | ビジネス・経済 | Kindleストア | Amazon

全体の構造としては「アウトプットとは」という話から始まり、読む・書く・聞く・話すの観点からより“成長”していけるアウトプットの習慣や手法を解説していく流れ。著者の樺沢さんは精神科医のようで、精神医学的な知見から人間の心理的作用を説明し、アウトプットがもたらす効能を論理的に説明していた。

 

短所を克服することから始めるよりも、まずは得意なことから伸ばしていくべきだという理論は、今まで自分が考えていたことと非常に合致しており代わりに理論立ててくれたような感覚に。

 

 

またインプットとアウトプットが繰り返し行われ螺旋上に成長を遂げるというのもなるほどと感じた。

その際に必ず必要になるのが「フィードバック」。インプットした内容をアウトプットし、その結果をフィードバックすることでその後足らない知識をインプットし、更に成長したアウトプットを可能にしていく。

これを格闘ゲームに例えれば、相手キャラクターの基本的な技の判定や特徴、確定反撃やフレームを覚える作業が“インプット”、それらを基に、戦略や対策、実際の対戦をするのか“アウトプット”。そしてそれらの戦略や対策が実際に機能していたのかどうか、なぜ機能しなかったのかなどを検証するのが“フィードバック”にあたるだろう。

この成長のプロセスを忘れずにいたいものだ。

 

またどうしても対策のアイデアが出てこない時もある。どのようにしたらアイデアが出てくるのか、そのヒントも本書の中に書いてあった。

「創造性の4B」というものがあるらしい。①Bathroom(風呂)

 

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②Bus(移動時間)


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③Bed(寝るとき)


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④Bar(お酒)


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それぞれの頭文字を取ったもので、共通しているのはとにかくリラックス出来る場所で過ごすということだ。

 

リラックスしている時こそ新しいアイデアが浮かびやすい状態のようだ。ただ闇雲に対戦しまくれば上手くなる訳ではないのだから、こうした戦略を“考える”時間にこそ、より成長出来るヒントが隠されているのではないか。

 

ちなみに本書の全体的な感想を最後に述べておく。

アウトプットに関する内容の本筋は、本の序盤であらかた示されてしまっており後半はぶっちゃけ蛇足的な内容(人の褒め方や叱り方、感情の話など)も盛り込まれている。別に悪い内容ではないが、ざっと読む程度に流し読みしたのもここの部分であった。

270頁ほどある書籍だが、1時間もかからず読み終えたことを考えると、後半部分は相当薄い内容になっていたと言っても過言ではない。

ただし前半部分にこの本のテーマがかかれているので、買う価値がないとは言えない。むしろ前半部分に関してはかなり分かりやすく書かれているので、成長やアウトプット、フィードバックなどをもう一度再考するきっかけに本書を使うのは良いのではないか。