リュウの調整遍歴
今回はリュウのこれまでの調整と今後のリュウに望む部分を解説していきたいと思います。
今回はかなり私情が入るので、時おり口が悪くなるかもしれませんが留意してください。
シーズン1→シーズン2
絶望的なまでの下方修正が加えられ、トップ層から最下位ランクへと叩きつけられた。
持っていた武器をことごとく無くされ、四肢をもがれたという比喩から別名ダルマ調整とも呼ばれました(一部で)。
ここからは一つ一つ詳しく見ていこう。
・前投げ
(強化)無し
(弱体化)スタン値の減少、投げ後の硬直増加、ヒット後の距離増加
・立弱k(後に再修正で戻る)
※リーチを短くされたが、数ヶ月後の途中アプデで再び戻された
・立中p
(強化)ヒット硬直差+7fに(中足の発生を下げたため)→結果的にノーキャンCAの猶予が増えた
(弱体化)リーチ減少、やられ判定拡大
・立強p
(強化)トリガー時のみキャンセル可能に
(弱体化)発生鈍化
・立強k
(強化)なし
(弱体化)空振り硬直2f増加
・屈中p
(強化)前方へのリーチ拡大
(弱体化)発生6fに、上方向の判定縮小、やられ判定拡大
・屈中k
(強化)持続3fに
(弱体化)発生が7fに
・屈強k
(強化)なし
(弱体化)発生8fに、ダメージ減少、リーチ縮小
・ジャンプ弱k
(強化)なし
(弱体化)やられ判定拡大、攻撃判定縮小
・ジャンプ中p
(強化)空中竜巻キャンセルからCAが繋がるようになった
(弱体化)威力低下
・ジャンプ中k
(強化)なし
(弱体化)攻撃判定縮小
・踵落とし
(強化)キャンセル可能に
(弱体化)ガード硬直-2fに
・強昇竜拳
(強化)なし
(弱体化)ダメージ減少、スタン値減少、無敵削除
<まとめ>
→投げの弱体化により、中央で密着を作っても投げのダメージ120で仕切り直しに。
→ジャンプ攻撃判定の弱体化により、飛びが一部のコパ対空に潰されるようになった。
→立ち回りで振る技の多くがリーチの縮小、食らい判定の拡大によって弱体化。
→他にも共通システムの変更として、ノーゲージ無敵技の削除が入り、ゲージ効率の悪化、それによる火力の低下がもたらされた。
→火力を支えていた強昇竜拳の威力が中昇竜と同じになり、トリガー時の火力アップ効果も大幅に減少。
→Vリバーサルの共通変更で発生が遅くなり当て難くなった上に、状況有利を作れなくなった
総じて弱体化が多く、代わりの強化点が乏しいために対戦環境から完全に外れた。
柔道を取り上げられたのにも関わらず、他のキャラクターには残っていたこともあり、大きな格差が生じた。
シーズン2→シーズン3
大きな変更点として、柔道の全キャラクター削除、Vトリガー2の追加、トリガーキャンセル補正悪化、クラカン補正悪化など。
リュウとしてはトリガーが弱く、クラカン技も弱かったため、むしろこの調整は追い風に。
Vトリガー2は残念ながら実用性に乏しい当身技が追加され、リュウにとっては選択肢の幅が広がる結果にはならなかった。
次は細かな変更点を整理していきます。
・背負い投げ
(強化)スタン値の増加、投げ後の状況が+6fで近い距離に→次の修正で+4fになり少し弱体化。
・立弱p
(強化)ヒットバック、ガードバック拡大とあるが、なぜかその場から当て投げが出来るようになったためむしろ強化。
(弱体化)コパ対空を難しくするために、やられ判定の拡大と上方向の攻撃判定を縮小した。昇竜拳対空が基本なので関係なし。
・立中p
→軸ズレの修正、ほぼ変わりなし
・屈弱p
(弱体化)屈コパ対空を弱体化させた。いぶきは十分落ちるので、あまり変化なし。
・屈中k
(強化)リーチ増加
(弱体化)ヒットバック増加→これによりs1,s2よりも中足波動が当たる距離が短くなってしまった
・ジャンプ強p、強k
(強化)判定強化
・踵落とし
(強化)Vトリガーキャンセル後に大ゴスが入るように
(弱体化)発生鈍化
・鳩尾砕き(大ゴス)
(弱体化)威力低下、恐らく踵トリガーから入るようにしたため
・竜巻扇風脚
(弱体化)押し合い判定の変更→しゃがみの相手に竜巻が裏抜けしなくなった(リスク増)
・EX波動拳
(強化)硬直減少、Vトリガーキャンセル可能に
・V波動拳
(強化)硬直減少、威力増加、ガード硬直差向上
・V昇竜拳
(強化)コンボカウントの緩和(実質コンボ火力増)→次の修正でVゲージが減るように。
(弱体化)EXV昇竜拳のスタン値減少
・足刀蹴り追加
(強化)しゃがみの相手にノーゲージでダウンを取れるようになった
<まとめ>
→投げの強化によって、投げと打撃の崩しが機能するようになった。途中に入った修正によって若干投げが弱くなってしまったが、許容範囲か。
→立弱pをガードさせた後の崩しが非常に強化され、その場投げと後ろ下がりを咎めるコアコパが択になるように。
→中足のリーチが伸びたのは良いが、ヒットバックを同時に弄ったため、中足竜巻がスカりやすくなったり、波動が繋がりにくくなったりするなどの弊害も生じた。
→ジャンプ攻撃の判定強化と、他キャラのコパ対空が弱体化されたため飛びが選択肢に入るように。攻めが強化された。
→トリガー1が調整され強化された。トリガー2本組の中では十分な性能にまで強くなったが、それでも上位キャラクターの試合を左右するほどの力はない。
総じてアッパー調整を受けるも、環境上位のキャラクターたちに軒並み相性が悪く、不遇に。特にバーディー、豪鬼、アビゲイル、ガイル、メナト、ラシードとの相性が厳しく、稼働当初のアビラシエディションを生き延びるのも難しかった。
使い手の多くが強化された点に喜び、これで勝てるようになると思ったのだが、シーズン2までで厳しかったキャラクターたちには依然として厳しい戦いを強いられた。
またお得意様であったコーリンに強力なVトリガー2が追加され、ダイヤグラムが大きく変わった。
ここまでがS1からS3までのリュウの調整の歴史になります。
それでは次回、ついに始まったS4の調整を深掘りしていくことにしましょう!
こうご期待!