【スト5 アップデート】新システムのVシフトを考察(アプデ前)
ついにストリートファイターVの新システムが発表されました!
※ちなみにひとつ前の記事で新システムの予想をしていたのですが見事に外れてしまいました
ただ、
「Vゲージを利用した新システムが来るのではないか?」
という予想は合っていたので、この新システムについてはかなり興奮しております。
さてその新システム
その名も、
【V-Shift(Vシフト)】
今回はその性能や使い方、さらにはVシフトへの対策まで考察をしていけたらと思います。
まだ映像を見ての判断しかできないため、実際のアップデートまでの仮の考察となっていますのでご了承ください。
日本語版のアップデート情報はこちらから。
Vシフトの基本性能
発動条件はVゲージ1本を消費すること。
コマンドについては「強パンチ+中キック」同時押しでの入力だという話が有力です。
※こちらのPlaystation.BlogにてVシフトブレイクの入力方法が記載されており、同一の入力方法と考えられるため。
『ストV チャンピオンエディション』シーズン5は2月22日開幕! 新キャラ「ダン」の詳細や「Vシフト」を公開! – PlayStation.Blog
性能としてはVシフト発生の直後から投げ無敵が発動し、打撃や弾に対しては“特殊な受け流し”が発動します。
つまりは、
「投げを避けながら、打撃と弾には受け流しから反撃が狙える」
ということになります。
つまりVシフトとは投げも打撃も回避可能な強力な防御手段なのです。
当然投げ無敵なのでザンギエフやララといったキャラクターたちが使用するコマンド投げも避けることが可能です。
そのため初心者のプレイヤーにとっては、これを使うだけである程度凌げる防御手段としてオススメできるシステムですね。
またVシフトの受け流しが成立したタイミングで、Vゲージの半分が回復する仕様ということが判明しています。
さらにVシフトの受け流し成立後はそのまま通常の打撃や必殺技か、Vシフトブレイクという反撃技かの二つに派生することが出来ます。
これはVシフトで受け流した技を見分けて反撃するかどうかを見極めるといった攻防があるのだと思います。
特にVシフトブレイクについては、
「距離が開いてしまって反撃が届かない場合に使用する」
と解説がありました。
そのためどのキャラクターにおいてもVシフトブレイクについては突進するモーションで調整されているように見えます。
投げ無敵でありながら相手の打撃技などを受け流して反撃出来るため、かなり強そうなシステムに仕上がっています。
しかしながら受け流しが成立したからといって、
むやみやたらにVシフトブレイクに派生すれば良いというものでもなさそうです。
例えば隙の少ない打撃に対してVシフトブレイクをした場合、相手のVシフトが間に合い反撃を食らってしまうことが分かっています。
(隙の少ないリュウの立中PをラシードがVシフトで受け流す)
(Vシフトブレイクへ派生したが確定せず、今度はリュウがVシフトで華麗に避ける)
(Vシフトブレイクの隙に手痛い反撃を与える)
つまり攻め側としては隙の少ない技を重ねていればとりあえず反撃を受けることはないのです。逆にVシフトをする側はシフトブレイクに派生するかしないかをしっかりと見極めるのが重要になるでしょう。
ストリートファイターVの攻防の中で新しい読み合いが増えて、戦略の幅がとても増えそうですね。
上級者向けの細かいVシフト考察
ここまでは大まかなVシフトの性能の紹介でしたが、ここからはフレームの話を交えてもう少し内容を深堀していこうと思います。
その関係で若干上級者向けの内容となってしまうかもしれませんのでよろしくお願いいたします。
<Vシフトの全体硬直>
Vシフトの全体硬直はまだ詳細に判明したわけではありませんが、解説でおなじみのハメコさんは全体が35Fぐらいじゃないかと予想していました。
私もyoutube上でコマ送りで調べてみましたが同じく35F前後でしたので、少なくとも通常のバックステップよりは硬直があると思います。
投げの全体硬直が24Fのため、+2Fから通常投げを重ねた場合にはVシフトを使われたとしても+13F程度は取れているのではないでしょうか。
ただし投げ無敵と受け流し判定が最後まで持続していた場合は硬直を狩り取ることが出来ないので直接的なリスクを与えるのは難しいかもしれません。
Vシフトの効果がどの程度持続するのかについてはアップデート後にさらなる調査が必要な部分ですね。
<キャンセル技が出てしまう現象>
アップデート情報の映像を見ていて驚いたのが、このキャンセルが出てしまう現象。
おそらく心眼やブロッキングのような当身判定になっていて、キャンセルが効いてしまうのだと思います。
この現象によって「入れ込める技のリスク増加」が予想され、これに伴いさらに“ヒット確認”の重要性が増してくると思われます。
入れ込める技の筆頭は胴着キャラの中足波動、豪鬼の膝灼熱、かりんの大P大蛇、ネカリのキャンセル決起、ガイルの連続ガードにならないキャンセルソニック、セスの中足ディザスター等でしょうか。
今まで入れ込めていた連係のリスクが上がったのは大きな立ち回りの変化を要求されます。
またヒット確認をすればこうした技の暴発を防ぐことが出来るので、これまで以上にヒット確認が重要な技術になってくると言えるのではないでしょうか。
<Vシフトへの対策>
基本の対策は投げ重ねになるのかなと思います。
打撃を受け流されてしまうとVゲージが半分溜まってしまうのですが、投げ重ねの場合は1本まるごと消費します。
Vシフトの無敵と受け流し判定の持続によりますが、もし仮に途中で切れる場合は画面端であれば投げ重ね後に硬直を狩ることが出来る可能性もありますね。
リュウであれば投げスカ確認で波動拳打てると強そうだなと感じています。
+13F程度あれば安全波動になっているため、最速で飛ばれても昇竜が間に合うのでアリかなと思っています。
<環境の変化予想>
コマ投げキャラクターはかなりシステム的に向かい風な気がしています。
このシステム的な向かい風を考慮したキャラバランス調整になっているかがとても気になるところです。
また弾キャラも弾を見てからVシフトで確定を取られてしまう可能性があり、戦略がさらに変わってしまう懸念があります。
逆にダルシム、ポイズン、メナトのような立ち回りの強いキャラクターがさらに防御力が上がることになり安定感が増しそうです。しかも天敵であったユリアンやGといったVトリガーでの一発逆転系のキャラクターはVシフトの出現で崩すのが難しくなります。
またVゲージの利用方法として、
「攻撃的なVトリガー」
「守備的なVシフト」
と用意したのであれば全キャラそれなりのVトリガーに強化してあげる必要もあるのかなと思います。
このままだとひたすら遠距離からチクチクされ、
やっと近づいたのにVシフトで逃げられてまた立ち回りに戻る…
なんてことにもなりかねない
またこのシステムによって終盤の逆転が少なくなるのではという懸念があります。
このVシフトが読めていた場合にどの程度のお仕置きが出来るのかによりますが、
体力リードを取っている側はVシフトに回して凌ぐというような使い方が基本になるのかなと思います。
総括
今回のVシフト追加による環境の変化予想としては以下の5つになります。
1.コマ投げキャラクター、表裏二択系のキャラは向かい風
2.ダルシム、メナト、ポイズンのような立ち回り主体のキャラクターがさらに安定する
3.弾への対処が増え、今までのような弾撃ちが出来ない
4.入れ込み系連係のリスクが増え、よりヒット確認の重要性が高まる
5.Vゲージの価値が高まり、能動的に溜められるキャラクターの評価が上がる
僕自身リュウを使い続けてきて、中足波動の入れ込みにはさんざん助けられてきました。
ただこのまま中足波動のリスクを増やされてしまうと、中足確認からつながる技に乏しいリュウはかなり厳しいんじゃないかなと思っています。もうゲージがない時に中足を振る意味がないとまで言えますね。
なので全体的なバトルバランス調整として各キャラクターに確認出来る中攻撃を増やしているのかとても気になるところです。
またVスキルに関しても心眼は能動的に溜められる技ではないため、システム的に微妙な立ち位置な気がしています。能動的に溜められそうなVスキルⅡがどの程度強化されているか期待したいところですね。
もしこのシステムによって仮にダルシムやメナトのような遠距離キャラの天下となった場合には、遠距離キャラ以外には画面端の投げループを復活させて良いのではないでしょうか。
そうすれば安易なVシフトによるライン下げが後々大きなリスクを生むことになりますし、画面端でのVシフトは距離が離れないのでそれほど脅威にはならないでしょう。
ストVがこの時期にシステム追加という思い切った変更をしたことにとても興奮しています。またバランス調整もシステムに合わせてかなりのアッパー調整をしてくれていることでしょう。
アップデートは2月22日に予定されているとのことですので、今年もストVが熱い一年になりそうですね!
終