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遅らせ打撃のすゝめ(上)


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いきなりネタ感満載ですが、今回は遅らせ打撃について解説していこうかと思います。

基本的には、起き攻め時の選択肢としての「遅らせ打撃」になります。

遅らせ打撃の持つ狙いや特徴について少しでも分かっていただければありがたいです。

※フレームの概念を理解していないと少し分かりにくいかもしれません

フレームについてはこちらの記事を参考にしてみて下さい

 

kakuge-career.com

 

 

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遅らせ打撃とは?

その名の通り、

「遅らせて打撃を打つ」

これだけです。

 

しかし、

「せっかくの起き攻めなのに、

わざわざ遅らせて打撃を打つ意味あるの?」

と思う方もいるかもしれません。

 

あるんです。

 

※遅らせ打撃の強さ理解するには、フレームの概念や投げの攻防、遅らせグラップ(投げ抜け)仕組みを理解している必要があります。

不安な方は冒頭に貼ったリンク先の記事で少し確認してみてください。

 

それでは次に「遅らせ打撃」がどのような意味を持つ行動なのか確認していきましょう。

 

 

遅らせ打撃の狙い

あえて相手の起き上がりに対して、遅らせて打撃を打つのが遅らせ打撃。

わざわざ遅らせ打撃を重ねる訳ですから、何か狙いがあるはずですよね。

 

実は遅らせ打撃の持つ狙いにはいくつかあります。

①遅らせグラップ潰し

②ファジー打撃潰し

③発生の早い無敵技ガード

 

では次に遅らせ打撃が、何故それらの選択肢に勝てるのか解説していきます。(今回は①と②のみです)

 

①遅らせグラップ潰し

遅らせグラップとは、投げ抜け猶予が7fあることを活かした防御方法になります。

これを使うことで暴れ潰しの連携をガードしながら、投げられた場合には投げ抜けをすることが出来ます。

 

(イメージ)
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しかし投げ抜けの仕様上、実際には投げが出ているのと同じです。投げの発生は5fでしたから、投げの判定が出るまでに潰せる猶予は4fあります。

基本的に遅らせ打撃による投げ抜け潰しとは、この投げ発生までの4fの間に打撃を当てるものです。

 

他に投げ抜けを狩る方法として、

後ろ下がりやバクステによる、投げ抜け漏れを狩るやり方があります。

これをシミーや投げシケ狩りと言ったりしますね。

 

しかし遅らせ打撃のリターンはそれらの比ではありません。

 

何故なら…

「投げ抜けを打撃で潰すことで、カウンターになるから」

 

カウンターコンボに繋げることで、普段は繋がらないはずの高火力コンボが出来ます。

残念ながら投げ抜けのタイミングは一定では無いため、難易度は跳ね上がりますが

それに見合ったリターンも持っているのです。

 

 

②ファジー打撃潰し

ファジー打撃と書きましたが要するに、

相手が起き上がりなどに弱pなどの打撃を遅らせて入力していることを意味します。

 

イメージとしては“遅らせグラップの打撃版”です。

ファジー打撃は投げを受け入れた上で、投げ抜けを狩ろうと動く相手を咎めるためのオーソドックスな防御方法になります。

 

例えば相手の投げ抜けを狩る場合は後ろ下がりやバクステ、垂直などを見せますよね?

これらに対してファジー打撃を見せることで、相手の攻めを途切れさせることが出来るのです。

 

相手のファジー打撃を潰すのにも、遅らせ打撃が機能します。

潰す原理としては投げ抜け潰しと殆ど同じですが、投げよりも発生の早い3f技等を潰そうとすると猶予が少なく難易度が高いです。

ファジー打撃を読んでいた場合、基本的には投げを重ねるのが安定ですが、ここぞと言うときにはリターン重視で狙うのも良いでしょう。

 

 

まとめ

「遅らせ打撃」は相手の防御手段の一部(遅らせグラップ、ファジー打撃)に効果的だと分かりましたね。リターン面においては他の選択肢と比較しても、特に優秀なのはお分かり頂けたでしょうか。

 

カウンターを狙うのがこの遅らせ打撃の真骨頂ですから、カウンターコンボの精度や確認はしっかり磨いておきたいところです。

次回は「遅らせ打撃のすゝめ」(下)ということで、遅らせ打撃が持つ無敵技へのケアについて解説していきます。

 

次回をお楽しみに!

 

【余談】
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「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」

非常に有名な言葉ですが、単純に平等を表現した言葉ではありません。

この後には「賢人と愚人との別は学ぶと学ばざるとによりてできるものなり」(賢い人と愚かな人の差は、学ぶか学ばないかによって生じるものである。)とある。

 

つまり人間社会において身分や貴賎の格差が生まれるのは、学問を修めたかそうでないかであるということ。

学びを怠ることを戒めるためにも、彼の言葉の真意は忘れたくないものですね。

 

続き

 

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