格闘ゲームとキャリア

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これだけは理解して欲しいフレームの話

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とりあえず知って欲しいフレーム知識

 

今回はフレーム知識を本当に噛み砕いて、暴れ潰しやそれの対となる投げ、投げ抜けの攻防を理解して頂こうというのがテーマになっています。

何故このテーマにしたかと言うと、

「フレーム覚えるのめんどくさい」

「良く分からない」

と言う話をよく耳にしたからです。

深い所までは理解せずとも本当に初歩的な部分は理解した方が格闘ゲームを楽しめるはずですし、見ていてもどんな攻防が行われているか理解出来て、さらに楽しくなってきます。

 

1.フレームとは

フレーム(Frame)=格闘ゲームにおける時間の単位のこと。

1f=60分の1秒

つまり…

60f=1秒

格闘ゲームにおいては、このフレームという単位で技の発生や持続、硬直などを表します。

 

例)

発生12f

持続6f

硬直30f

という技があったとします。

 

・発生が12fなので、技の攻撃判定が出るのに0.2秒かかることが分かります。

・持続は6fなので、その攻撃判定が最初の発生したフレームと合わせて0.1秒続くことを意味します。

・硬直は30fなので、技の後の隙が0.5秒あるという意味になります。

 

また、さらにこのフレームの知識の中で大切なのは、

“硬直差”

という概念です。

簡単に言えば、

(ある技をヒットorガードさせた時に)

「どちらがどのくらい先に動くことが出来るかを表したもの」です。

 

これを格闘ゲームで表記する場合、

(先に動く/後に動く)

◆「有利フレーム/不利フレーム」

◆「+フレーム/-フレーム」

◆「+◯f/-◯f」※◯には数字が入る(例+2f)

等と表現します。

 

これらの知識を理解してから、次の暴れ潰しの内容に入っていきましょう。

 

 

暴れ潰しとは

 

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格闘ゲームはターン制である」

と以前にも書いたのですが、あらためてその意図と暴れ潰しの原理を解説していきます。(「ずっと俺のターン」は許してくれません)

 

ストリートファイターVでは一番早い打撃の発生は3fです。今回は相手がこちらの技をガードして最速でこの3fの技を打ち返してくるという想定で話を進めていきます。

 

例)+2f(2f先に動ける)の状況


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◆自分は発生5fの中攻撃

◆相手は発生3fの弱攻撃

 

フレーム上では同時に技がぶつかることになりますね。

しかし実は“相打ち”とはならないんです。

何故ならストリートファイターVには“ヒットレベル”という仕様があるからです。

 

※ヒットレベルとは

弱<中<強<投げ

同時に攻撃判定がぶつかった際は、優先度の高い方のヒットが成立するという仕様。

 

今回の場合は自分の中攻撃と、相手の弱攻撃が同じタイミングでぶつかっていますが、こちらの中攻撃の方がヒットレベルが高いため、相手の弱攻撃を潰すことが出来るのです。

こうした相手の最速の打ち返しを潰していくことを“暴れ潰し”と言います。

 

暴れ潰しの連携はキャラクター毎にあるので連携は調べるか、フレーム表でさっと確認しましょう。

硬直差の所に+◯fと書いてあれば、あとは次に振る技の発生が相手の暴れを潰せるか計算するのは簡単ですよね?(もし+3fなら、次は6f以下の技であれば潰せます)

 

※代表的な暴れ潰しの例


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暴れ潰しの連携を覚えあとは…?

 

暴れ潰しの連携を覚えたら、次にやることはその連携の途中で投げることです。相手は暴れられない連携が来ると予想しているので、投げにいくのは咎められにくいでしょう。

実際の対戦において、どんな選択肢があるのか例を挙げて解説します。

 

例)ネカリ

 

①暴れ潰し連携

弱k→中k→屈中p

②一段目で投げに移行

弱k→投げ

③二段目で投げに移行

弱k→中k→投げ

 

途中で暴れ潰しの連携から投げに切り替えることによって、相手に投げと打撃の“二択”を仕掛けます。実際は投げるには少し歩かなければならないので(一部キャラはその場で投げが届く)、相手が暴れを選択していた場合は、投げようと歩いているところに暴れを食らってしまいます。

逆に言えば相手の癖を読み取り、相手に暴れる癖がついているのなら暴れ潰しの連携を組んで、潰してあげれば良いのです。

 

では次に、相手がこの投げに対して“投げ抜け(グラップ)”で防御してきた場合です。


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相手の投げ抜けを狩る選択肢としては、投げると見せかけて後ろに下がるという方法があります。

これを、

「グラップ狩り」、「シミー」

等と言ったりします。

 

※投げ抜け狩りのイメージ(追記2019年3/10)

①投げるフリをして後ろに下がる
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②投げの範囲の外からコンボ用の打撃を撃つ

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③投げ抜けモーションが出るのを確認してコンボに繋げる
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投げに行くと見せかけて、一瞬後ろに下がってからコンボ用の打撃を振ります。投げ抜けが空振りすると大きな隙が生まれるので、そこに打撃を叩き込む感覚です。

実際には投げ抜けを見てから押すのではなく、後ろ下がりから打撃までは入れ込んだ上で、投げ抜けモーションがスカるのを確認してコンボまで繋ぐというのが基本です。

投げ抜けモーション自体の硬直は見てから狩るのが非常に難しいため、打撃を打つところまでは入込み、コンボにするかしないかだけを判断するようにします。

 

 

まとめ

 

これであなたは、

①「暴れ潰し」

②「投げ」

③「投げ抜け狩り」

の3つの武器を手に入れました。

 

これらはストリートファイターV

三種の神器

と言っても過言ではありません。


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細かなことは後々覚えれば良いのです。

この“三種の神器”を使えば、

暴れて来る相手には「暴れ潰し」を、

投げ抜け出来ない相手には「投げ」を、

投げ抜けしてくる相手には後ろ歩きで「投げ抜け狩り」を…

このように武器を切り替えて戦えるのです。

 

フレームは難しいイメージが付きまといますが、シンプルに理解していければ良いと思います。

相手よりも先に動ける状況をいかに作るか、それが上達していくための一つの道筋です。

「先んずれば人を制す」

 

こちらの故事を引用して、今回の記事の結びとします。

 

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