シーズン4の雑観とプロシーンの予想
さてシーズン4が始まってようやく少し時間が経ち、大分各キャラクターの変更点などが把握できてきた頃ではないでしょうか。勿論噂ではありますが、さらなる追加の調整があるのではないかとも言われているので、現時点での予想になります。例年通りであれば調整した数ヶ月後に微調整を加えているので、今年もそのような形式になるかもしれません。
今回は2019年活躍するキャラクター達やプロゲーマーを予想していきたいと思います。
(文字の関係で敬省略させて頂いております)
現状のキャラランク予想
僕の暫定的なキャラランクをまず示してから、本題に入っていきたいと思います。
(2019年1月8日時点の予想)
一強として豪鬼を選びました。
これには理由があって、恐らく理論値を取ると豪鬼はザンギエフ以外には五分以上の組み合わせしかないからです。
恐らく今回1キャラクターのみでCPTを優勝出来るのは豪鬼、ラシード、いぶき位なのではないかと思っています。もしかしたら是空がそこに食い込める可能性はありますが、やはり老状態のパワー不足感は否めません。
その下にはS3から強かったキャラクター達や、強化されたザンギエフを加えています。逆にキャミィ、ガイルはアビゲイルやメナト、ラシードなどと比べると大分弱くされてしまったなという印象が強かったために、さらに下の位置にしました。ただし実際にはキャラクター相性の部分が大きく、二段目と三段目のキャラクター達は変わらずCPTで見ることになると思います。
シーズン4の展開予想
キャラランクで示したように、豪鬼が抜きん出て強いと考えています。ただし実際には豪鬼でCPTを優勝するのは並大抵の練度では難しく、それほど優勝する人数は多くないだろうとも思っています。
それは豪鬼というキャラクターが、プレッシャーのかかったハイレベルの試合の中で常に正解の選択肢を取り続けなければいけないキャラクターだからです。
豪鬼というキャラクターは全ての距離、全ての局面で正しい選択肢が用意されている万能タイプのキャラクターです。通常時の立ち回りも強力な上に、トリガーの逆転性能も高い代わりに、体力スタン値ともに900です。それゆえ昇竜対空のミスや判断ミス、さらには立ち回りでの選択肢選びでの間違いで一気に負けてしまう不安定さも持っています。
他にもバランスタイプの環境キャラクターとしては、ラシードやいぶきが挙げられます。
ラシードやいぶきは体力とスタン値の面で豪鬼よりも安定感があり、また取るべき選択肢や幅が、ある意味で制限されているからこそ強いムーヴを押し付けるのに集中することができます。この実践での力の発揮しやすさでCPTの優勝は左右されるのではないかと考えているので、豪鬼を使い続けている者でないと練度不足で勝てないのではないでしょうか。
ザンギエフ、バーディー、アビゲイルのデカキャラ
この3キャラクターは個人的にかなり環境トップにいるのではないかと予想しています。
弱体化されたアビゲイルですが、火力は依然として高いままで、通常技のリーチも弱くなっていないのでまだまだパワハラ出来るキャラクター相手には無類の強さを発揮すると思います。
次にバーディー。
トリガー2が強化され、確認出来る長い立強pからキャンセルして破格のリターンを得ることが出来ます。さらに弾持ちキャラクターや通常技のリーチが短いキャラクターへの抑制力が高過ぎます。
相性が悪すぎて勝負にならないというような組み合わせも殆どないため、安定感だけで言えばデカキャラトップだと思います。
そして強化されたザンギエフ。
重要な強化点としてダブラリからの起き攻め、弱スクリューの威力20アップ、立中pのリーチ、判定強化があります。
確かに安定感はないものの、特筆すべきなのは“豪鬼に対して明確に有利をつけている”という所です。
豪鬼に対して相性が悪過ぎるキャラクターを使用しているプロゲーマーは、豪鬼ピンポイントでザンギエフを練習する可能性まであると思っています。
キャラ格差は少なくなってきている
キャラ格差自体は少なくなってきています。つまりは良いゲームになってきているのです。そのためキャラランクよりもむしろキャラ相性の方が重要になってきます。
今回は便宜的にあのようなキャラランク表を作成しましたが、実際には相性次第で全然戦えるキャラクターと、そうでないキャラクターが出てくるはずです。
しかしながらキャラ格差が少なくなってきているが故に豪鬼、ラシード、いぶき以外のプロプレイヤー以外は必ずサブキャラクターを練習しなければならなくなったとも言えるでしょう。
去年のプロブレムXやももちのように、相性補完の良い2キャラを仕上げてCPTに臨むスタイルが今年はより多く見られるのではないでしょうか。日本人の多くも2キャラ以上をCPTで使うようになるのではないかと思います。
活躍プレイヤー予想
今年もときど、プロブレムX、ガチ君、藤村は安定して上位にくると思います。また強化された是空を以前から使い続けているアングリーバード、ももちも目立つ可能性があります。
逆に心配なのは梅原、sako、ナックルドゥあたりでしょうか。プレイヤーの腕の問題ではなく、単純に使用していたキャラクターが弱くなってしまっていることからです。特にガイルは以前から少しキツいと感じていただろう組み合わせがさらにキツくなってしまったはずです。sakoメナトに関しては、トリガー3本という調整が今までの戦略、立ち回りを大幅に変更しなければいけないことがあります。Justinのスタイルであればそれほど立ち回りの変化はないと思いますが、積極的にコンボを決めて倒していくスタイルのsakoスタイルでは今回のメナトで優勝するのは難しいのではないかと予想しています。
これからEVO JapanやCPTが始まっていきます。
2019年のストリートファイターも、とても楽しみですね!